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女性ヴォーカルに癒しを求める。
以前にも書いたと思うが、、、、
カーオーディオマニアは総じて女性ヴォーカル好きが多い。
スケベが多いからと言う理由だけではなかろう。本当にスケベなカーオーディオマニアはむしろ女性ボーカルよりもヒップホップやR&Bを聴いている。
ではなぜ、カーオーディオファンには女性ヴォーカル好きが多いのだろうか。
恐らくは癒しを求めているのだろうと推察する。
独断と偏見かもしれないが、女性ヴォーカル好きなカーオーディオファンは、比較的ストレスの多い職業についている人が多いように思われる。
日々のストレスから開放される瞬間、それは帰宅時の車の中だろう。
特に我々地方都市に住む人間に取っては車通勤が主たる通勤手段であるため、なおさらカーオーディオに癒しを求める傾向は強まる。
うるさい上司やわからずやの客、そういったストレス元から開放され、ほっとした瞬間に聴く女神のごとき歌声、これがカーオーディオマニアに女性ヴォーカル好きが多い、最も説得力のある説明となるのではないだろうか。
家に帰ったら帰ったで、また別の現実が待ち受けている。
ところで、音楽に於ける癒しの反対語はなんだろうか。
それは高揚だと思う。
これから事を起こす、或は何かを乗り越えなければならない局面に至って、自らを奮起させるためには、音楽は大変効果的な心理コントロールの一つだろう。
従ってそういった場面においては、心を高揚させる効果のある音楽を聴く事が望ましい。
カーオーディオファンにヘビメタファンが多いのもその一つだろう。
またワグナーの序曲やベートーベンの9番、チャイコフスキーの大序曲1812年などといった、ダイナミックなクラシックも、心を高揚させる要素を持っている。
高揚感を呼び起こす音楽は、癒しとは逆で、朝の通勤時に聞くほうが良いだろう。
これを間違えると、朝からすっかり癒されて仕事なんかしたくなくなるし、家に帰る前に高揚感を掻き立てられれば、家族が増える事となる可能性もある。
今回ご紹介するのは、癒される女性ヴォーカルである。

Jane Monheit "Surrender"
音質 9.7
音楽としての楽しさ 9.6
録音の趣 9.5
Amazonjp
現在のジャズ界において、最高の歌姫と称されるジェーン・モンハイト。
サレンダーは彼女のコンコードレーベル移籍第一弾のCD。
写真を見て十分ご納得の貴兄も多いと思うが、ジャケ買いは必至である!
ルックスだけでなく、歌唱力抜群で感情表現にも長けており、ジャケ買いでも外しはない。
コーカソイド独特の「カーカー」した声質で、歌唱方法はカントリー出身だが同じジャズボーカリストのノラ・ジョーンズに似ていなくもない。しかしノラが首周りを響かせたような歌い方なのに対し、ジェーン・モンハイトはもう少し下のほう、胸の辺りで声を響かせる歌唱法の様に聞こえる(実際この人は胸が大きい)。また真空管マイクによる録音が彼女の声質を良く引き立て、よりセクシーに、それでいて吐息がかかるかのごとくリアルに録音されている。
音質は抜群で、定位の周りを包み込む正相残響、いわゆるアンビエントが豊富である。従ってオーディオシステムの分離の良し悪しが如実に露顕される音源であるともいえる。

Karla Bonoff "Wild Heart of The Young"
音質 8.9
音楽としての楽しさ 9.7
録音の趣 9.4
Amazonjp
私の大好きな女性ヴォーカルの一人であるカーラ・ボノフは、カリフォルニアサウンドと呼ばれたアメリカ西海岸の音楽が、AORへと移り変わる70年代末から活動を開始した比較的長い経歴を持つシンガーだが、これまでにオフィシャルリリースのアルバムはたった4枚しか発表していない。
このアルバム、Wild Heart of The Youngは3枚目にあたり、1982年の作品。邦題は「麗しの女〜香はバイオレット」である・・・・この時代の邦題ってとんでもないのが多いがこれもその一つだろう。まったくやりたい邦題。
カーラ・ボノフは、圧倒的な歌唱力で説得力のある歌い方をするようなジンガーではない、ビブラートもあまり効かせず、むしろありのままの声で歌っているようにも感じる、しかしソングライティングの才能は大変なもので、どのアルバムのどの曲を取ってみても、捨て曲なしの名曲ばかりである。それもそのはず、リンダ・ロンシュタット等に代表されるカリフォルニアサウンドの大御所たちや、シンガーソングライターのベス・ニールセン・チャップマン、カントリーシンガーのキャシー・マティア、トリーシャ・イヤーウッドなどが彼女の曲を取り上げ、そのほとんどがヒットしている。
カーラの声質はむしろ東洋系のイメージがあり、日本人が流暢な英語で歌っているように聴こえなくもない。
このアルバムもジャケ買い系だが、特に注目すべきは5曲目のJust Walk Awayだろう。
失恋で心がひどく傷ついた女性の心象を、三拍子のリズムに乗せて、カーラとしては珍しく感情的に、そして切々と歌いこなしている。
彼女の名曲として名高いのはセカンドアルバムに収録されていた「涙に染めて」だが、私はこちらの方が数段名曲だと思っている。
音質は典型的なアナログマスター、何度もリマスターリングされて、その都度音質は甦ったが、ビニール版のクオリティーを超えるものが残念ながら存在しない。
2007年に最も新しいリマスターが紙ジャケ仕様で発売されたが、現在では入手困難な状態。
現在Amazonjpで輸入版がマーケットプレイスから入手可能だ。Amazon.comなら簡単に入手できる。

Mary Black "No Frontiers"
音質 9.0
音楽としての楽しさ 9.8
録音の趣 9.8
Amazonjp
今度はジャケ買いはしなさそうな、おばさん顔のジャケットである。
この人、メアリー・ブラックは、前回紹介したフランシス・ブラックの実姉。
アイルランドで最も有名なミュージシャンは誰と問われたら、実はU2でもエンヤでもなく、このメアリー・ブラックなのである。
音楽一家の家庭に生まれ、元々は家族でバンド活動をしていたが、ソロとして独立。現在までにベストを含め、16枚のオフィシャルCDを発表している。
今回取り上げたNo Frontiersは通算5枚目のアルバム。
音質は簡素でリバーブ感が少なく、牧歌的雰囲気。それがまたこの楽曲に非常にマッチしている。
アイリッシュでアコースティックな曲が多く、フォークソングや生楽器の音が好きな人なら抵抗なくなじめると思う。いやむしろ、フォークの源流はここにこそあるのではないかと思わせる音楽性なのだ。
この人の声質はやさしく包み込むようであり、正に癒しの典型。
それからこのCDを買うときは、是非、ライナーノーツの付属している国内版を購入して欲しい。なぜなら歌詞が素晴らしいからだ。ライナーノーツに記載された訳詩を一読し、意味を頭において聴く事により、その癒し効果は数倍となるだろう。特にトラック1のタイトル曲の歌詞は極めて秀逸である。
この人の曲も、多くの有名ミュージシャンから取り上げられており、その大半がヒット作となっている。日本ではマイナーだが多くのアーティストからリスペクトを受ける、偉大な女性ボーカルなのだ。
カーオーディオマニアは総じて女性ヴォーカル好きが多い。
スケベが多いからと言う理由だけではなかろう。本当にスケベなカーオーディオマニアはむしろ女性ボーカルよりもヒップホップやR&Bを聴いている。
ではなぜ、カーオーディオファンには女性ヴォーカル好きが多いのだろうか。
恐らくは癒しを求めているのだろうと推察する。
独断と偏見かもしれないが、女性ヴォーカル好きなカーオーディオファンは、比較的ストレスの多い職業についている人が多いように思われる。
日々のストレスから開放される瞬間、それは帰宅時の車の中だろう。
特に我々地方都市に住む人間に取っては車通勤が主たる通勤手段であるため、なおさらカーオーディオに癒しを求める傾向は強まる。
うるさい上司やわからずやの客、そういったストレス元から開放され、ほっとした瞬間に聴く女神のごとき歌声、これがカーオーディオマニアに女性ヴォーカル好きが多い、最も説得力のある説明となるのではないだろうか。
家に帰ったら帰ったで、また別の現実が待ち受けている。
ところで、音楽に於ける癒しの反対語はなんだろうか。
それは高揚だと思う。
これから事を起こす、或は何かを乗り越えなければならない局面に至って、自らを奮起させるためには、音楽は大変効果的な心理コントロールの一つだろう。
従ってそういった場面においては、心を高揚させる効果のある音楽を聴く事が望ましい。
カーオーディオファンにヘビメタファンが多いのもその一つだろう。
またワグナーの序曲やベートーベンの9番、チャイコフスキーの大序曲1812年などといった、ダイナミックなクラシックも、心を高揚させる要素を持っている。
高揚感を呼び起こす音楽は、癒しとは逆で、朝の通勤時に聞くほうが良いだろう。
これを間違えると、朝からすっかり癒されて仕事なんかしたくなくなるし、家に帰る前に高揚感を掻き立てられれば、家族が増える事となる可能性もある。
今回ご紹介するのは、癒される女性ヴォーカルである。

Jane Monheit "Surrender"
音質 9.7
音楽としての楽しさ 9.6
録音の趣 9.5
Amazonjp
現在のジャズ界において、最高の歌姫と称されるジェーン・モンハイト。
サレンダーは彼女のコンコードレーベル移籍第一弾のCD。
写真を見て十分ご納得の貴兄も多いと思うが、ジャケ買いは必至である!
ルックスだけでなく、歌唱力抜群で感情表現にも長けており、ジャケ買いでも外しはない。
コーカソイド独特の「カーカー」した声質で、歌唱方法はカントリー出身だが同じジャズボーカリストのノラ・ジョーンズに似ていなくもない。しかしノラが首周りを響かせたような歌い方なのに対し、ジェーン・モンハイトはもう少し下のほう、胸の辺りで声を響かせる歌唱法の様に聞こえる(実際この人は胸が大きい)。また真空管マイクによる録音が彼女の声質を良く引き立て、よりセクシーに、それでいて吐息がかかるかのごとくリアルに録音されている。
音質は抜群で、定位の周りを包み込む正相残響、いわゆるアンビエントが豊富である。従ってオーディオシステムの分離の良し悪しが如実に露顕される音源であるともいえる。

Karla Bonoff "Wild Heart of The Young"
音質 8.9
音楽としての楽しさ 9.7
録音の趣 9.4
Amazonjp
私の大好きな女性ヴォーカルの一人であるカーラ・ボノフは、カリフォルニアサウンドと呼ばれたアメリカ西海岸の音楽が、AORへと移り変わる70年代末から活動を開始した比較的長い経歴を持つシンガーだが、これまでにオフィシャルリリースのアルバムはたった4枚しか発表していない。
このアルバム、Wild Heart of The Youngは3枚目にあたり、1982年の作品。邦題は「麗しの女〜香はバイオレット」である・・・・この時代の邦題ってとんでもないのが多いがこれもその一つだろう。まったくやりたい邦題。
カーラ・ボノフは、圧倒的な歌唱力で説得力のある歌い方をするようなジンガーではない、ビブラートもあまり効かせず、むしろありのままの声で歌っているようにも感じる、しかしソングライティングの才能は大変なもので、どのアルバムのどの曲を取ってみても、捨て曲なしの名曲ばかりである。それもそのはず、リンダ・ロンシュタット等に代表されるカリフォルニアサウンドの大御所たちや、シンガーソングライターのベス・ニールセン・チャップマン、カントリーシンガーのキャシー・マティア、トリーシャ・イヤーウッドなどが彼女の曲を取り上げ、そのほとんどがヒットしている。
カーラの声質はむしろ東洋系のイメージがあり、日本人が流暢な英語で歌っているように聴こえなくもない。
このアルバムもジャケ買い系だが、特に注目すべきは5曲目のJust Walk Awayだろう。
失恋で心がひどく傷ついた女性の心象を、三拍子のリズムに乗せて、カーラとしては珍しく感情的に、そして切々と歌いこなしている。
彼女の名曲として名高いのはセカンドアルバムに収録されていた「涙に染めて」だが、私はこちらの方が数段名曲だと思っている。
音質は典型的なアナログマスター、何度もリマスターリングされて、その都度音質は甦ったが、ビニール版のクオリティーを超えるものが残念ながら存在しない。
2007年に最も新しいリマスターが紙ジャケ仕様で発売されたが、現在では入手困難な状態。
現在Amazonjpで輸入版がマーケットプレイスから入手可能だ。Amazon.comなら簡単に入手できる。

Mary Black "No Frontiers"
音質 9.0
音楽としての楽しさ 9.8
録音の趣 9.8
Amazonjp
今度はジャケ買いはしなさそうな、おばさん顔のジャケットである。
この人、メアリー・ブラックは、前回紹介したフランシス・ブラックの実姉。
アイルランドで最も有名なミュージシャンは誰と問われたら、実はU2でもエンヤでもなく、このメアリー・ブラックなのである。
音楽一家の家庭に生まれ、元々は家族でバンド活動をしていたが、ソロとして独立。現在までにベストを含め、16枚のオフィシャルCDを発表している。
今回取り上げたNo Frontiersは通算5枚目のアルバム。
音質は簡素でリバーブ感が少なく、牧歌的雰囲気。それがまたこの楽曲に非常にマッチしている。
アイリッシュでアコースティックな曲が多く、フォークソングや生楽器の音が好きな人なら抵抗なくなじめると思う。いやむしろ、フォークの源流はここにこそあるのではないかと思わせる音楽性なのだ。
この人の声質はやさしく包み込むようであり、正に癒しの典型。
それからこのCDを買うときは、是非、ライナーノーツの付属している国内版を購入して欲しい。なぜなら歌詞が素晴らしいからだ。ライナーノーツに記載された訳詩を一読し、意味を頭において聴く事により、その癒し効果は数倍となるだろう。特にトラック1のタイトル曲の歌詞は極めて秀逸である。
この人の曲も、多くの有名ミュージシャンから取り上げられており、その大半がヒット作となっている。日本ではマイナーだが多くのアーティストからリスペクトを受ける、偉大な女性ボーカルなのだ。
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